バリ島職人による手描きろうけつ染め
バリの職人による手描きの布。バリ島ウブドにある工房にて、下書きから色付けまで全て職人による手作業です。
デザインの繊細さと鮮やかな色の美しさはバリの職人さんならではの作品たち。毎朝、火の神様、水の神様、家の神様、さまざまな神様に祈りを捧げるアウトドアの工房にて制作されています。
以前は何十軒もあった工房ですが、現在は3軒ほどが残るのみと聞いています。スタンプや機械印刷が増えたことと、不景気になり、職人さんが他のサービス業に職を変えてしまうそうです。
工房を経営する家族とは、バリ島の伝説の助産師ロビンとのご縁でもう10年くらいのお付き合いとなりました。注文をするとビジネスのサポートをありがとうととても感謝してくださいます。これからも末長くおつきあいさせていただきたいと思っています。
土台となる布は、インドネシア産自然素材レーヨン100%のサロン(115cmx170cm)とコットン100%のタペストリー(110cmx95cm)です。
レーヨンはとても肌触りが良く、マッサージで敷物として使うととても気持ちが良いです。ベッドやお布団のシーツやカバーとしても使われています。
1枚1枚鉛筆でデザインを下書きしたあと、ロウで輪郭をとり、一色一色布に色をのせていきます。そのため、溶けたロウが残っていて染みのように見えたり、下書きの鉛筆跡が残っていることもありますが、洗っているうちに薄くなりとれていきます。細かく気になる方には合わないかもしれません。
乾燥させた後に熱湯でグツグツ煮て色止めをしているので、色落ちはほとんどありません。洗濯機でじゃぶじゃぶお洗濯して、パンパンとよく叩いて干せばアイロンも必要ありません。レーヨンはとても使いやすい素材です。私はオイルマッサージで使うので、お湯で洗濯していますが、色落ちや縮みが気になったことはありません。
四角型のタペストリーは、棒を通せるようになっているので、壁にかけたり、ワークショップで円の中心に置いたり、大切なのもを載せて祭壇として使われています。
デザインは、神聖幾何学のフラワーオブライフやロータスの曼荼羅、マーメイド、地球を抱く女神など女性性に溢れたデザインが多いです。